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元日ハムの新庄選手が現役復帰を目指し、
先日トライアウトに挑戦しました。
48歳とは思えない体形と体のキレには驚きでした。
またグラウンドで活躍の姿を見たいものですね!
今までの常識からでは考えられない新庄選手の挑戦。
トライアウト後のインタビューでは、
目をキラキラさせながら、
野球やファンへの想いを語る姿が印象的でした。
ヒットを打った最終打席について、
「球が止まって見えた」とも言っていて、
フロー状態(スポーツでは「ゾーン」といいますね)
に入っていたようです。すごい集中力です。
発達心理学の理論では、
壮年期(ミドル・シニア)においては、
「オレが!オレが!」ではなく、
後進育成や子育てなど次世代を支え・育む世代とされ、
そのような役割にうまく移行できないと
人生が停滞すると言われています。
「中年の危機」という言葉もある程、
自分中心の今までの生き方を見直していく時期と言われています。
これからアマチュア野球の指導者となるイチローさんは
まさに理想的なキャリアの歩み方であると言え、
後進育成よりも「オレが!オレが!」全開の新庄選手は
ある意味「未熟なおじさん」と言えるでしょう、
ただ、今回の新庄選手の姿を見ていると、
年齢云々という前に
・野球を純粋に「好き」であることのパワー
・プレイヤーへのこだわりに応えるフィールド
の大切さを強く感じるのです。
企業では、年齢を重ねるにつれて、
評価の度合いは、プレイヤー < マネージャー と
なっていく企業が今でも多いです。
本人の興味に関わりなく
プレイヤー時代の実績からマネージャーへの期待をかけられ、
50代半ば頃から、評価の証であったマネジメントの地位・権限を
役職定年という形で返上していくキャリアの形が王道。
年齢と共に挑戦心や向上心を失っていくのは、
加齢による身体機能の低下以上に
周囲からの期待や活躍のフィールドが減ることによるものが
大きいのではないかと思っています。
自分の専門スキルに徹底的にこだわる職人。
自分の研究分野にのめりこむ研究者。などなど・・・
自分の「好き」にキラキラしながら、
力を発揮するあなたの会社の新庄選手。
あなたの近くに埋もれていないでしょうか?
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